『狼は帰らず』

『狼は帰らず アルピニスト・森田勝の生と死』(佐瀬稔)。

私は、山のふもとの登山口あたりで遊んでいるだけでもう満足です。
決してクライミングはしない、と、心に決めています。
危険と隣り合わせの遊びは、(仕事上の挑戦は死ぬまで続けていきたい、と思いますが)、怖気づいてしまいます。

しかし、心のどこかで、森田勝のような生き方に憧れる自分がいます。
ちくちく、と胸のあたりが痛みます。

より困難なものを目指す、というのがアルピニズムである。しかし、身を焼くような向上心を、男が四十歳過ぎても持ち続けるのは難しい。何しろ、これは思索や理論でやる仕事ではなくて、自らの肉体を極限状況の中で酷使するということだ。より困難な、とは、つまり肉体により大きな苦痛を強いることに他ならない。
森田の同世代は、すべて一線から去った。家庭がある、仕事がある、肉体の苦痛、避けられない衰退、ということもある。自分が天上に描く夢をいつまでも追いたい、というエゴイズムを、自らの肉体そのものが阻むのだ。


不器用で、純粋で、夢を追い続ける人は素敵です。

そういや、「山男には惚れるなよ~~」なんて歌があったなあ。
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by take_velo | 2011-01-05 01:25 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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