大好きだった先輩と、そして父

父は不器用な人で、
子供に何かを残すこともなく、周りや他人のためにいつもお金を使って、
誰からも感謝されることなく亡くなった…

人としても、研究者としても、女としても、ぐだぐだで、
余裕のなかった30代のころ、
美味しいものをご馳走してくれる女性の先輩がいた。
いつもいつも、気前よく、全部払ってくれる。
申し訳なくて、固辞すると、
「私の父もね、稼いだお金は全部周りの人に御馳走してしまう人だったの。
美味しいものを食べると、みんな幸せになってね、思い出の宝物として残っていくの。
そして、今になって、見える形でも見えない形でも、娘の私のところに返ってくる。
お金ってこうやって使うものだよって、父は私に教えてくれたの。」

当時の先輩よりも年上になった今。
こうやって幸せに生きていけるのも、父が残してくれた目に見えない大切な財産なのかもしれない。
ベルギーの親友は、「あなたの両親にしてもらったことは、一生忘れない。
返せるならば、娘のあなたに返していきたい。」と言った。

同じように私も娘に残せるものがあるだろうか。
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by take_velo | 2011-08-19 14:22 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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