『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』

家人が見つけてきた本、上野千鶴子と古市憲寿の対談、『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』(光文社新書)。
いやいや、いつもの通り、さくさく切れ味鋭く面白い。

子育てに失敗している。魚の釣り方を教えないで、釣った魚を自分の余力のある限りは与え続けようとしている。(p.34)

同じようなことを発言して、相手にぶち切れ・マジ切れされたことがある。
「おまえは子供が大事やないんか。
子どもが大切だったら、できることならなんだってしてやりたいっていうのが、親ちゃうんか。」
いやいや、あなた、子供を愛しているんなら、親がいなくても立派に生きていく力をつけてやるのが親の務めでしょ。
「おまえは、貧乏やから、結果として子供に何もしてやれへんだけやないか。」
はい、それは真実です、
しかし、アメリカでは、金持ちだって、子供の欲しがるものを何でも与えてやったりはしません。

最近の「若者」が置かれている状況は、「女性」が近代史上置かれてきた立場と似ているように感じます。つまり、社会の中核部からは排除され、マージナルな領域に留め置かれる「二流市民」ということです。(p.10-11)

数日前に、私がこのブログで書いたことと同じであるが、頭の良い人は、なんてすっきりと分かりやすい文章で書くのでしょう…

「むかつく女や。」とか、「苦手なタイプだ。」といった意味で、、
よく、「おまえは上野千鶴子か。」と、言われることがある。
言われた当人(=私)は、これ以上の褒め言葉はなく、光栄に思う。
彼女のように、頭が切れるわけでもなく、颯爽と生きているわけでもなく、
自立・自律できているわけでもないが、
それでも、
自分の足でしっかりと立って、
自分の頭でものを考えているんだ、
と、言われたようで、当人はうれしいのである。
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by take_velo | 2012-01-11 20:35 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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