『容疑者Xの献身』

4月27日に行われたエドガー賞授賞式で、最優秀長編賞を惜しくも逃した、東野圭吾の作品である。

微熱の続く身には、仕事関係の本は重く、
この機会にでも読んでみようと、図書館で借りてきた。

04年に同じくノミネートされて賞を逃した桐野夏生の『アウト』。
これは、フランス語で読んだ。

両作品とも、どこか、居心地が悪い、なぜなんだろう。
大好きな村上春樹の作品の中で、唯一なぜかなじめない 『ノルウエーの森』 にも共通するこの感じ。
描かれる世界が暗い社会の負の一面だからではない。
私が感じる、べたべた、っと、した質感は、いったい何に由来するんだろう。

ああ、そうか。
運命に翻弄されるがままの、女性たちの無力さが、私には異質なのである。

見事なプロット、主人公の数学教師の強靭な意志の力、深くてまっすぐで純粋な愛情。
販売部数265万部超えのロングセラーだというのもうなずける。

同シリーズの他作品もこの連休中にぜひ読んでみたいと思っている。
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by take_velo | 2012-05-03 00:51 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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