『働きながら社会を変える。』

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私のセカンドライフの計画をいち早く実行してしまった人の本である。
副題『ビジネスパーソン「子供の貧困」に挑む』が表す通り、
投資プロとしてバリバリ働く現役著者(なんとまだ26歳!)が、
ジェフリー・サックスの『貧困の終焉』を読んだことを機に、貧困に取り組む活動を開始し、
仕事の合間に自由な時間を見つけ出して、その時間を児童養護施設の子供たちのために使いだした。

世の中は、だれか一人の英雄によって変わるものではないけれど、みんなが少しずつ変わることによって、ゆっくりと、でも確実に変化する。 (p.26)

女性に生まれた私は、
最初から「仕事だけ」という選択肢はなかった。
だから、一日24時間、いろいろなことでびっしり予定は埋まっていた。
でも、研究や、子育てや、主婦業から、少しずつ脱却しつつある今、
その時間をいずれは社会に役立つ形で使いたいと思っている。

この本を読みながら、私に決定的に欠けているのは、
著者の実行力とネットワーク力だと思い知った。
(私自身も、『貧困の終焉』を読んだことがあり、大きな影響を受けた。)

大抵のアイディアはだれでも思いつくもので、重要なことはそのアイディアを思いつきで終わらせるか、最後までやりぬくかにある。 (p.27)

彼が最初にとった行動は、ブログで呼びかけた勉強会。
その中で、マイクロファイナンスファンドを立ち上げていく。
(カンボジアでの活動は、TVで紹介され、私も見ました、その時の著者のことも覚えています)
そして次に、国内の貧困にも目を向けていく。
それが、児童養護施設に対する活動につながっていく。

マザー・テレサの言葉が私の胸を突く。

だれからも必要とされず、だれからも愛されていないという心の貧しさ。物質的な貧しさに比べ、心の貧しさは深刻です。心の貧しさこそ、一切れのパンの飢えよりも、もっともっと貧しいことだと思います。日本のみなさん、豊かさのなかで貧しさを忘れないで下さい。

まだ読み始めたばかりだけれど、
たくさんの人に読んでもらいたい本である。
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by take_velo | 2012-05-08 05:44 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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