勝つための練習が負ける原因?

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「わが意を得たり」と、膝を打った本である、久々に目からウロコ、の本である。
林成之 『<勝負脳>の鍛え方』 (講談社現代文庫)。

テニスレッスンで、例えば私は、自分より弱い相手に対しては、決してロブボールを上げない、
それは、相手からボールが返ってこなければ、それだけ自分の練習量が減るからである。
ロブを上げるなら、私は、必ずコーチに対してである、
コーチは、必ず返球してくるし、
油断をしていたら、あっという間に大勢が逆転し、こちらの方が不利になる。
ロブを上げたら、次は何に対して構えて準備をしなければならないか、
そして、もし自分がロブをあげられたら、どうやって返球したら一番効果的なのか、
学ばせてもらうためである。

相手の弱点を責める、(…)確実に勝つ、あるいは効率よく点を取る。まったくもって正しい考え方です。しかし、勝負の世界では、このような戦法をとったことによって、その後の試合で勝てなくなる  (p.75)

「まさしく、だから」 私はゲームクラスレッスンを受講しないのである。

かつて自分の武器はサーブで、サービスゲームを落とすなんてことは絶対に無かったのに、
なぜ今、そのサーブで悩んでいるのか。
その課題を超えるために私は何をしなければならないのか。
答えはこの本にあります。
(脳科学の見地からすると) 的を当てる練習は、まさしく 「的外れ」 なのです!!!
これって、2週間前に脇の筋肉を傷めて、
ボールを打つ瞬間のボールの出方(軌道)に注意を向けるようになった途端、
かつての自分のサーブの感覚を思い出しはじめたこととすごく関係がある!

「運動神経がいい」って言われている人は、
きっと、この本に書いてあることは、なんとなく本能的にわかっているに違いない(私もそう)。
でも、自分の何となく感じることが、実は科学的に正しいのだと確認できることは、
とっても重要だと思う。
余計な雑音に惑わされることなく、
自信を持って、集中してトレーニングに取り組めるって、本当にありがたい。

全てのアスリート、全ての教員に勧めたい本である。
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by take_velo | 2012-10-06 00:29 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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