バルトリの引退インタビュー faire mon métier avec honnêteté

テレビでバルトリの引退インタビューを見た。(フランスの新聞速報で引退の事実は知っていた)

彼女のインタビュー内容は(私の英語能力で聞き取れた範囲では)、
「全身が痛くて、身体がもうついていかない。
100%のプレイができない、
これでは、チームに迷惑をかけてしまう。
私は正直に生きたいし、今までそう生きてきたし、そう生きるよう教えられてもきた。
だから、このまま続けることは、事実を隠すこと、周りに嘘をつくことになるからできない」と。

それに対して日本人の解説者は、
「ウインブルドンで優勝した後に、負けが続くと苦しいんでしょうねえ」
と、今の負けから逃げて引退するかのようなコメントをしていた。う~~ん。違うような気がする。

勝ちだすまで、彼女の独特のフォームや練習方法は、まわりの非難と嘲笑の的であった。
ウエアなどのスポンサーも無かった。
それでも、彼女は全くぶれなかった。
医者である父と、故障とは無縁の無駄の無いテニスを目指していると思っていたが、
それでも身体が壊れてしまうのがテニスなんだろうか…
(家人やコーチと一緒の年齢)28歳で引退とは…早すぎるような気もする。

私は、バルトリの、自分に対して、そして周りに対して、真摯で正直な生き方を応援する。

Je ne joue que pour m'améliorer chaque jour. Je veux juste être une sportive et faire mon métier avec honnêteté, (...) Et j'ai appris à prendre mes responsabilités et à les assumer jusqu'au bout. Je ne veux pas regarder le superficiel. Juste être fier de moi et de ce que je fais, sans rien regretter.
(Source : L'Équippe) 引用は、R. Lafaix, "Tennis, Un nouveau coaching pour gagner", Amphora, 2012, pp.272-273 より。

(ずっと前に発表された)バルトリの発言です。訳さずにそのまま。
今回の引退の理由も理解できるような気がします。
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Commented by MINTA at 2013-08-19 12:12 x
へぇぇ、日本ではそんな残酷な、というか、無知なコメントが・・・
ESPNなどでは
「ウィンブルドンで彼女は本当い素晴らしいパフォーマンスをした、
 彼女の身体がこれほどダメージを覚えるほど、ウィンブルドン優勝の代償は大きかった。彼女はhonest enoughなのでこの結末になったが、それでもウィンブルドンを制したのは素晴らしい偉業だ」というような温かいコメントのようでした。
私も、まさかUSオープン前に引退を表明するとは、思わなかったです。
長期休養ではなく、引退、としたところが、彼女らしいとも思います。
Commented by take_velo at 2013-08-19 13:03
日本の解説者は、一般論としてコメントしたのかもしれませんが、語学力が無いのかな、人間性の問題なのかな、とも、思いました。
実際は、100%の力を出せる時期は短く、60%の力、40%の力で折り合いをつけていかなきゃいけないのも事実ですね。(インターバルトレーニングで、自分の身体の衰えが悔しい自分です…でも、あきらめずに、MINTAさんと打ち合いする日に少しでもラリーが続くよう頑張ります☆)
アメリカのコメント、興味深いです、なるほど。教えてくれてありがとう☆
by take_velo | 2013-08-19 08:50 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(2)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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