『しあわせに働ける社会へ』

竹信三恵子 『しあわせに働ける社会へ』(岩波ジュニア新書)

元新聞記者の著書だけあって、さすが、読みやすくわかりやすい。
教員として、自分にも何かできることはないか、と、真剣に考えさせられる内容だった。
縁あって一緒に時間を過ごした学生たちが、卒業後、活躍できる社会を作っていくのは、
リタイヤを目前にした我々世代の責任である。

自分も非正規雇用労働者である。
私が非正規雇用になったのは、
「僕にあなたのことを一生守らせてください」との(元)夫の言葉を選んで、寿退職したから。
(昨日の毎日新聞夕刊に、「恋愛ゲーム」の中の赤面必至のセリフとして紹介してあったなあ、笑)
自分の取った選択の結果として謙虚に受け止め、生きていくつもりである。

だが、結婚していた20年間、
「高給取りの夫のいる安泰の身なんだから、仕事は男性に譲るべきでしょう」と、言われ続けたのも事実。
著者の言うとおり、「女性だから」という差別が、社会全体の労働の質を落としてしまった。
独身になっても、老後の不安を抱える身になっても、非正規雇用の形態は今でも変わらないのだから。

正直なところ、寿退職して子どもを授かり、育てることができたことは、
私にとっては人生最大の幸せであった。
子どもと引き換えに、どんな名誉もどんな財産もどんな才能もいらない、と、思う。

だが、個人が何を選んでどう生きるのかという問題と、社会のシステムとは、また別の話。
ヨーロッパで就職し、フランスで学生として暮らした身としては、
我が国の今の、雇用形態も、給与体系も、年金システムも、
人間が幸せに生きていくための理想とは程遠いと言わざるを得ない。

PS 昨日、テニスから帰ってきたら、机の上に置いてあった紙袋についていたリボン。
藍染の服の余り布を利用して作られています。趣味いい!!!
56回目の誕生日プレゼント(大好きなパラスパレスのウエア)でした。
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by take_velo | 2014-04-05 12:06 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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