おばさんがスポーツをするということ

私の通うスクールのヘッドコーチは、かつて私に、
「僕たちは、つまらない毎日を送っている主婦に夢を与えてあげているんです」
と言った。
私にとっては、貴重な言葉である。
その言葉で、おめでたい「勘違い」から我に返って目が覚める。

無駄金を払っても、
それで毎日機嫌よく元気に過ごして、歳を取ってくれるなら、ありがたい」
とは、家人の言葉。(笑)

ウエアやラケットならまだしも、
化粧品やら、健康食品までもが、
「美しく、そして勝つために」とうたって、「買え!買え!」情報として襲ってくる。
私たちおばさんを、「金儲け」市場の「よいカモ」としてせせら笑う層が存在するということ。

ボクシングミット打ちの集団クラスは、
男性が大きな場所を陣取り、女性は入口近くの狭い場所に集まる。
女性は男性の強いパンチを受けられないから、自然と別れるのであるが、
私は、わざと奥の鏡のそばに陣取る。
上手くなりたいから、男性のパンチの空気を感じられる場所に行く。

先週のテニスレッスン最後のゲーム練習で、
私が打ったポーチボレーがふわふわと返球され、ネットに当たってポトリ、と落ちるシーンがあった。
ペア男性(上級)は、全くカバーに入らず、一歩も動かなかった。
(ペア男性)「今のボールは入ったんですか?アウトかと思って。ごめん。」
(私)「え?ベースラインの1メートル手前に落ちましたけど。私がヘタだから、ポーチが決まらないと思いました?」みたいな話になった。
私はよくポーチを「ふかす」から、仕方ないか、と笑ってその日のレッスンは終了した。
翌週になって、
「先週は、ゲームに負けて僕が責められましたよね」と、言葉を掛けられて、
「???責められたのは私じゃなかったっけ?私のボレーを、味方のあなたにアウトジャッジされたんじゃなかった?」と尋ね直すと、
「いやいや、僕のサーブがフォルトかと思って」
!!!!
私は、自分のボレー(とくに高い位置の決めボレー)に自信が無いから、
てっきり自分のボレーをアウトと言われたのかと思っていた。
「だれでも、苦手なボールってありますよね」と、彼は笑いながら言った。
(おばさんの思い込みは恐ろしい、自信の無いのを、他人から責められているようについ思い込んでしまう自分の了見の狭さが我ながら恐ろしい)

謙虚に相手の真意を問うこと、(見たくない)現実はしっかり直視して受けとめること、そして、教えることが仕事の私にとっては何かを学ぶ人の気持ちを知ること、
もちろん、身体も心も健康であること。
金の動くスクール(受け取る立場であり、払う立場でもある)という市場を賢く知ること。
おばさんがスポーツをすると、得ることはいっぱい。



[PR]
トラックバックURL : http://takevelo.exblog.jp/tb/20865156
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by サニア at 2015-02-09 11:17 x
おばさん=タケさん、ってしっくりこないですよ~。わたしももちろん「おばさん」年齢なんですが、「おばさん/おばちゃん」って呼ばれる機会があまりなかったからか、小さい子に向かって「おばちゃんに見せて。」とか言ったことがないんですΣ(゚Д゚)
なんて考えてたら、アジア圏では結構「アンティ(おばちゃん)」って呼ばれてました。ハハハ。
Commented by take_velo at 2015-02-09 11:36
サニアさん、おばさんって、日本的発想です!マダムって言われると、背筋が自然と伸びます(笑)
サニアさんと話していると、視界が広がる感じがします!嬉しいです、ありがとう\(^o^)/
by take_velo | 2015-02-09 09:03 | テニス | Trackback | Comments(2)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


by タケ
プロフィールを見る
画像一覧