「待つ」ということ「あえてしない」ということ

私はストロークを理解するのに1年10ヶ月かかった。
これは遅いのか、それとも早い方なのか(アメリカでは、ストローク習得には10年かかると考え、試合志向の生徒にはボレーから教えるらしい)。

横のジュニアの練習を見ていると、
「ラケットを上に振り上げて」と言うコーチの指示に、
しっかり肩の上に振り上げるキッズもいれば、わきの下に振り下ろしてしまうキッズもいる。
これはたぶん運動神経に関係するんだろうなあ。
でも、呑み込みの早い子供の方が強いプレーヤーになるかというとそうでもないところが面白い。
家人は習得に時間のかかるタイプであるが、最終到達度はすべて私よりはるか上である。(あ、外国語は別か)
指導者は、一人一人の習得のタイプを見極めて「待つ」ことが大事。
私のプライベートコーチは、何度も何度も基礎練習に戻って気長に待ってくれたから、
高齢者の私でも、きちんとしたストロークを習得できた。ごまかすことも簡単だったんだけど。

「女性はジャンプサーブを打たなくてもいい」とのコーチの言葉に反発を覚えて、
「男性にしかできないことなんて世の中には無い。私もいつかマスターします」と答えてみるも、
すぐに、「マスターする意味は無いですね。だって、1回ナイスサーブが打てたとしても10回フォルトするだろうから」と、自分で前言を覆せるようになった。

私のバックハンドストロークはよく相手のポーチにかかる。
センターベルト付近を通って、シングルスコーナーのあたりに落ちるから、
ネット中央に出ると、簡単にポーチボレーされる。
ほとんどのコーチは、「もっと角度をつけてアレーを狙って打て」と言うだろうが、
私のプライベートコーチは、
「センターベルト付近を通っているなんて理想じゃないですか。そのままでいいよ。
ポーチに出られるのが嫌なら、ストレートを数本打っておけ」と答える。

ストレートは、コート中央側に曲がるように。(しっかり引っ張って打つ)
コート外側に逃げていくボールはリスクが高いから、あえて打つ必要はない。(打ち遅れ)
Oコーチは、「前衛に向かって打つくらいでいい」と言ってた。(前衛は動くからパスで抜けるはず)
シングルスなら、ストレートは打ち込むのではなく、少し山なりに丁寧に打て、と。(ネットが高いから。次のボールで決めればいいから)

あえて「しない」選択。指導者の質が問われる高度な選択。

PS 私は「なんでもできる」タイプの子供だったが、(そして今でもそうだが)
動画で詳細にみると、「できているように見える」だけなのがわかる。
やっぱり、「自分のイメージ」と「実際の自分」には大きな隔たりがある。
この差を埋める作業が大切。謙虚さと我慢強さが必要。

PS 今日は、ポケモン探しに遠出してきます(≧▽≦)


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by take_velo | 2016-07-28 10:10 | テニス | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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