負けると、もうしない

子供が小さかった時、私は保育士の勉強をした。(成績優秀で文部大臣賞を受賞し、
東京の文科省まで呼ばれたが、辞退した)
その時に読んだ本の一つに、
すくすくと才能を伸ばしていく子供と伸びない子供、いったい何が違うのか、を追跡調査した研究があった。
子供の中には、一度誰かに負けると(たとえそれが大人であっても)二度と挑戦しなくなる子供がいる。そんな子は、大きくなるにつれて、どんどん行動範囲も興味の対象も狭くなっていく。幸せ度も低いのだという。
親が過剰な期待をするからなのかと調べてみても、どうやらあまり関係ないらしい。
子供の持って生まれた性格なんだそう。

私の子供は、何かにつけて時間のかかる子だった。
何でもすぐにできてしまう私は、つい「どんくさいなあ、のろいなあ」と(120%の愛情をこめて)言うことも多かった。
本人は結構傷ついていたらしいが、それでも、他人の倍の時間をかけてマイペースでいろいろなことをマスターしていった。
大人になるころには、ほとんどすべての分野で私をはるかに追い越してしまった。

テニスレッスンで、ポイントを競うゲームをすると、
負けそうな相手とは当たらないように、順番をこそっと入れ替わる女性が多い。
不思議である、レッスン代を払っているのなら、強い人と当たって練習する方がお得なのに。
今日は負けても、明日勝てばいいのに。
負けても失うものは何もないのに。

自分よりレベルが上の人には必要以上にへりくだり、
自分よりレベルが下の人や、高齢で身体が動かなくなりつつある人に対して横柄な態度をとる生徒も多い。
スポーツマンとして最低の態度だと思う。
「勝つ」ことは大事だが、最終的には己に勝つことこそ本当の勝利なんじゃないだろうか。

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by take_velo | 2016-10-28 05:52 | つれづれに思うこと | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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