ここはこう打つべきだった

フェドカップ決勝はどうやらテレビ放送されたらしく、日本語解説が入る。

私はヒンギスのダブルスが好きなんだけど、
ムラデノビッチの強い攻めるダブルスも大好き。

ガルシアは、容姿も美しく、ストロークも本当に美しい。
でも、ボレーのコースが若干甘い。
(ブノアコーチが言っているように、決めのボレーは「角度」が大切。
その角度が甘い)

「僕なら、バランスの良いプリスコバのいる方向にはボレーは打ちません、逆方向に打つべきです」と、男性解説者のコメントが入る。
打てるものなら打ってみろ、プリスコバもストリコバもこの日は本当に調子が良く、切れのあるショットを打っていた、そのボールを前衛でカットボレーすること自体難しいのに、さらに打つ方向もコントロールするなんて超至難の業だ。
一発では決められなかったが、浮いてきたボールをペアのムラデノビッチがスマッシュで決めた。
私のコーチなら「それでいい」と言うだろう。
決め急ぐな、一発で決めようとするな。
もう一人の解説者の神尾米さんは、「そうですね」と、少し間を置いた後、
「ダブルスは連係プレイですからね、コミュニケーションをとって、いろいろなパターンを試してみて、一人の選手がミスすれば、もう一人の選手がカバーしていけばいいんです」と言った。

日本のコーチングって、ポイントを取った時でさえ、
「あそこはこうするべきだった、ああするべきだった」と、後ろ向きのアドバイスをする。
常に完璧を目指す。
でも、相手のいるスポーツ、常に状況の動くスポーツでは、
各瞬間に、いつもベストの選択をできるわけではない、
それでは、ベターな次の選択は何なのか。
こう考えた方が、選手は伸びると思うけどな。

Oコーチがイップスに入って苦しんでいた時、
神尾米さんは、
「なんで自分の陣営に責められているように感じるの?
みんなあなたの味方だよ」と、声をかけて、
その一言にOコーチは現役時代に救われたらしい。
そんなエピソードを聞いているからなのか、神尾米さんの解説は前向きなことが多くて私も勇気づけられる。
(セレナにちょっと否定的だった時のコメントは「あれ?」と思ったけど。
攻め続ける気持ちを保ち続けて、ミスに苦しみ続けた末にセレナが優勝した時です)

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by take_velo | 2016-11-16 09:13 | テニス | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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