2017年のテニス(2)

サーブを打っていて、「私って変わったなあ」と思ったのは、
今までなら、「ダブルフォルトしないかなあ、サービスゲームは嫌だなあ」と、後ろ向きな気持ちで打っていたのに、
「あのコースに打ってみよう、さっきはコースを読まれたから裏をかいてみよう」と思いながらサーブを打っている自分に気づいて、愕然としたから。

グループレッスン中に、シングルスプライベートコーチはいつも私に「ポイントを取ってこい」と言うが、
その言葉に対して、「わかってます」と、冷静に返事する自分がいて、さらにびっくりした。

私に欠けていたのは、この気持ちの強さ。
自分がやっとテニスプレーヤーになったような気がする。

私は博士号まで取っているのに非正規雇用のままで、そんな自分に忸怩たる思いがある。
特に、日本女性初となるポストを手に入れながら、妊娠を理由に簡単に辞めてしまった自分を恥じる気持ちが大きい。もっと頑張れば良かったのに。

だからと言って、専業主婦やパート主婦を否定するつもりも無い。
ただ、そんな女性の生き方に共感出来ない私は、
ペアを組んでコミュニケーションを取りながら共に闘っていけるとは思わない。
だから、女子ダブルスには出ない。

「女子ダブルスしている人は主婦おばさんだけじゃないよ。
タケさんとペアを組める人がいるかもよ。
内輪の試合じゃなくてもっと大きな試合に出てごらんよ。
自分のテニスのレベルが分かるから」
と、プライベートコーチに言われて、とりあえず返事は保留した。そうかもしれないから。
私の気が変わるかもしれないから。

「私のテニスのレベルは、初級シングルスの試合で一勝も出来ないレベルです」と、答えたら、
コーチは、ふふん、と鼻で笑った。
こんな時のコーチは、なんか無性に腹が立つ。(*`へ´*)

今日、
トーナメントクラスのコーチが、
「年をとったら強いサーブは打てません」と言っているのを聞いて、私もふふん、と笑ってしまった。
サーブに力は要りません、足からの運動連鎖を使って打てば何もせずとも自然に強いサーブになる。
ただ、同じコースに同じリズムで打っていたら、倍のカウンターがリターンで返ってくるだけ、しかもダブルフォルトを1ゲームに2回もしていたら、絶対に負ける。

「来年の夏には、スピンのセカンドサーブを打ってもらう」とブノアに言われて、
「日本のテニスコーチに、女性にスピンサーブは無理と言われてます」と反論したら、同じくふふん、と鼻で笑われたのを思い出した。
ああ、フランスに戻りたいなあ。

私の周りはみんな出世して忙しく、バカンスを取れるような状況じゃない。
来年のフランステニスレッスンの実現は難しい。

「非常勤だからこそ、長い休みが取れるんじゃない!
一人で行っておいでよ、夢をかなえておいでよ」
とは、家人の言葉。
そうか。
非正規雇用だからこそかなう夢もあるんだ。

スクールをやめたい気持ちは、トーナメントクラスのコーチの発言を聞いてさらに強くなった。
春休みになったら、もっともっとゲームがしたい。
ゲームに勝つためには、きっとトーナメントクラスでしているような「形式練習」が必要なんだろう。
でも、戦略は技術の裏付けがあるからこそ面白い。
成人したら、強いサーブは打てません、ってのは、もうなんだか、テニスをそのものが嫌いになる。

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by take_velo | 2016-11-17 19:21 | テニス | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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