La famille Bélier

昨晩から降り始めた雪が積もっている。
今日も雪は降り続き、人の通らない道は凍結していて、外出せずにひとり家にこもろうかなあ、と思っている。

フランス語会話のブラッシュアップのために、フランス映画を見る。
『エール!』(原題は『La famille Bélier』(ベリエ家の家族))。
よくあるプロット(耳の聞こえない4人家族の中で唯一耳の聞こえる少女、彼女は歌の才能があるのだが、才能を伸ばすためには家族と離れなきゃいけない…)なのだが、歌がいい。女優がいい。そして、先生の言葉がいい。

C'est quoi, le travail ? ce n'est pas le concours. (試合じゃないんだよ、もとい、コンクールじゃないんだよ、練習って何をしなきゃいけないんだ?)
「(歌詞を、音を)間違えても、歌い続けることだ」

そうだ。その通りだ。

試験場で、緊張して歌いだした主人公を見て、
「すみません。演奏を間違えました」と、ピアノ伴奏をしていた先生はいきなり歌を止め、
少女のところに行って、
「目をつむれ。目を閉じて歌え」と声をかける。
集中。気持ちで歌を理解し、そして歌う。頭で理解し歌うんじゃない。

何を聞いても、何を見ても、私はついテニスのことを考える。
フランスって、私の欲しい言葉をいつもくれる。

PS 先生には、家に泊まりに来る「女性の恋人」がいて、
主人公には、コンプレックスに押しつぶされてるBFがいて、
弟は、初めてのコンドームでラテックスアレルギーで倒れ、
学校の父兄を招いての音楽会では、「男女」の恋の歌を歌い(なんと、「サド」や「娼婦」の名前まで出てくるよ)、
日本の現実を見ない「道徳」学校世界とは違うなあ、と、思ったのでした。

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by take_velo | 2017-01-15 11:00 | 映画・音楽・絵画 | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


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