カテゴリ:最近読んだ本( 81 )

『ミゲル流人生を切り開く「自信」のつけ方』

『奇跡のレッスン』で、ファンになって、今、ミゲル・ロドリゴの本を読んでいる。

教育者としても親としても共感する部分が多い。
難しい問題にぶち当たった時、かたい殻のようなものに閉じこもってしまう若者が多いと感じる。
可能性はいっぱいあるのに、自信が無くて失敗するのを避けているように思う。

自信をつけてもらうためのプラン3つ。
・大きな課題を細切れにして、小さな課題をクリアするたびにほめる。クリアできる課題を与えて、達成するたびにほめる。
・中には、ほめるとすぐに自信タンクが満タンになる子もいるので、スルーする。
今の課題と違うことをクリアしても、むやみにほめない。
勝つのが当たり前になると、失敗した時に立ち直れなくなるから、あえて上のレベルの集団に入れ、自分の限界を知り自制する体験も積ませる。
・ミスを改めようという態度が見えない、雰囲気が悪い方向に流れていく、
そんな時は叱る。大声で怒鳴る。(年に1度ほどだけど、(笑))

自分は真ん中のタイプの人間だから、ほめられるのは好きじゃない。
自分が止まってしまうような感じがするから、高い課題をどんどん出されて挑戦するのが好き。
でも、ミゲルが指摘するように、
負け続けると自信を失い、「負け慣れる」ようになる。
今の私のテニスだ。

私も、日本の親はもっと子供と向き合い、コミュニケーションをとって自分の子供をしっかりと受けとめ、ほめることが必要だと思う。
こんなことを言うのは、私が口うるさい姑の世代になったってことだけど。


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by take_velo | 2017-04-26 09:04 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

楢山節考

『楢山節考』を読んでいる
映画化もされ、欧米で絶賛された「姥捨て山」伝説である。

69歳のおりんは、歩いて山を越え向こう村まで行けるし、
一本も虫歯が無く、やまべ(山魚)もたくさん採れる、火おこしも上手い。
それでも、70歳になったら静かに世を去らなければならない、
自分の元気な身体がいとわしくて、
火打石で歯を折るのである、なんど叩いても欠けもしない丈夫な歯。

私も、歩いて六甲山は越えられるが、歯は年相応に弱い。
どんどん、食べられるものが限られるようになってきた。
老いていくことは受け入れるが、それでも、悲しい現実である。

丈夫な老人が、達者で幸せに暮らしていけるのは、飢えの問題が克服されたからである。
(世の中のすべての人々が、飢えで死ぬことの無いような、そんな世界にならないものか)
しかし、『老いの壁』で養老孟司と南伸坊が指摘するように、
80歳になっても90歳になっても、先のことを考えて思い煩う今の世の中は少しおかしいかもしれない。
もっとお金を、もっと若さを、もっと元気さを、もっと美しさを、って。

週末のテニスは、大差で勝った。
同じ相手に苦戦したかと思えば、簡単に勝てる日もある。
テニスって本当に不思議。
でも、一方的に負けることが無くなったのは、少しずつミスが減っているのかもしれない。
練習しても、練習しても、なかなか結果につながらないが、
「少しずつ」を信じて、もっと安定したテニスができるようがんばりたい。

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by take_velo | 2017-04-24 21:11 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(4)

あなたがうらやましい

村上春樹の『騎士団長殺し』に出てくる。

「私はあなたを見ていてよくうらやましく感じるのです。
あなたは望んでも手に入らないものを望むだけの力があります。でも私はこの人生において、望めば手に入るものしか望むことができなかった」(第2部、269ページ)

「望む」ために力が要るとは知らなかった。
私は、おバカだから、無理なこととわかっても欲しいという気持ちに歯止めがかけられない、
見果てぬ夢を見続ける、
不可能を追いかけ続ける。

最近、家人から、
「ママの脳は日本人じゃないから」と言われる。
朝起きてお日様の光を浴びると、日々私はリセットする。
嫌なことも気の滅入ることも忘れる。

たぶん、私は今日も進化できる、もっとテニスは強くなる(って、そこかい)

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by take_velo | 2017-03-07 11:09 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

『殿筋』そして『騎士団長殺し』

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尊敬する木場トレーナーが訳した本である。
私は、老いること、すなわち殿筋が弱ることだと思っている。
尻を鍛えたい、と思っていたのでタイムリー、
最終章のトレーニングだけでいいんだけどね。
でも、理論とか身体の構造とか故障とか、なかなか面白い。

そして、これ。
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村上春樹の空気が好きなので、(どうせフランス語版で読むんだけど)買っちゃいました。
感想はまた後で。

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by take_velo | 2017-02-27 20:59 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

『恋する理由』

滝川クリステルの『恋する理由、私の好きなパリジェンヌの生き方』を読んだ。

後書きにあるように、フランス人の生き方は、
・人目を気にしない
・人生は自分でオーガナイズする
・自由であること
が、キーワード。
最後の「自由」は、「自立」におきかえた方がいいかもしれない。
パートナーを大切にするのは、むしろフランス人の方かもしれないと思うので。

私は、フランス人の目から見て、自立できていない。
考え方も、生き方も、経済的にも。
恋をしないと決めているのは、依存しないため。でも、人生はままならないものだから。

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by take_velo | 2017-02-07 09:06 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

『白夜行』

東野圭吾の『白夜行』を、フランス語訳 La lumière de la nuit で読んでます。
フランス語タイトルの直訳は「夜の光」、
まだ3分の1しか読んでいないのだけど、
私はこの小説が怖い。怖すぎる。上質なサイコパスのにおいがする。

東野圭吾は私とほぼ同い年で、同じ場所(大阪)で育っている。
だから、地名とか、学校とか、大阪弁とか(フランス語に訳せないので、「大阪地方語で言った」のような表現を採用しています)、お好み焼きやたこ焼きや駅前のケーキ屋さんなどの食べ物のにおい、アパートや商店、密会場所のマンションやホテルなどの建物や町の感じが、自分の中学高校時代の思い出として追体験される。
そして、人物たちのざらざら感が、他人事ではないのである。
いたよな~、こんな人たち。

ところで、週末を過ごす家の裏にテニスコートを発見。
週末はここで家人たちとテニスをしようと思います。
土曜は男子シングルスに入れてもらっているので、日曜に。(≧▽≦)。

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by take_velo | 2017-02-06 07:59 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

『死にゆく患者と、どう話すか』

國頭英夫の日赤看護大学ゼミ講義録である。

(著者の私見だと断りを随所に入れながらも)
「会議でこれが出された時に、(…)私は本気で、同僚はみんな寝ているのか狂っているのかどっちかだと思いましたね」

終始、こんな調子で、ざっくざっくと問題点を切りさばいていく。
え、いいのか?こんなことをズバッと書いていいのか?
なんて思う私は、すっかり年を取ってしまって権威におもねる日和見主義になりました。いかん、いかん。

一番、共感したのはここ。(pp.88-89)
「私の書いたシラバスを読みましたよね?そこに「患者様」という言葉は禁止する、継続的に使ったら落第で救済措置はないと明記しておいたはずです。(…)
いや、いいんだよ、患者を客として金儲けをする人たちがいても。私は他人の商売に口を出す趣味はないのでね。だけど、そういう連中と、私は、そして将来の君たちは、決して同じ仕事ではありません。我々は、プライドと、精神(スピリット)を持っていなければいけません」

「医者は自分で責任を負わなければならない。患者の方に負わせてはいけない。
自分の修業や経験を駆使して患者の前に具体策を提示することをしようとしないような医者(physician)は、あのだいぶ燻ってはきたがそれでもなお輝かしい、「ドクター(doctor)」の称号に値しない」

「患者」を「学生」に、「医者」を「先生」に、置き換えてもらったら、この文はまさに私の自分の仕事に対する気持ちである。
(もちろん、仕事で「食べさせて」もらっているんだけどね。それでも、私には「責任を負う」気持ちと「修業・勉強を続ける」気概がある)

そして、いまだに機嫌の超悪い昨日のテニスレッスンであるが、
PコーチやSPコーチは、
・私が勝てるための具体策を提示し、
・結果が出なければ、コーチが悪いのだから、もっと良いコーチを探したらいい
というスタンスが、他のコーチたちとは違う。
「負けたら生徒が悪く(もっとがんばれ!根性出せ!)」「勝ったらコーチがえらい(言うことを黙って聞け。…あれ、このセリフはPコーチかな(笑)」と考えるコーチとは、決して同じコーチではありません。

ブノアは、「勉強をやめたら、その瞬間、コーチである資格はない」と言った。
それは、医者でも教師でもいっしょだ。だから、自分の仕事に対するプライドがある。

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by take_velo | 2017-01-29 09:52 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

ようは口だけ

才能のある人には、何をしたってかなわないんだよ、って自明のことを、
すぱっと描いてしまった漫画、『世界はボクのもの』4巻。

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この中に白鳥千尋という人物が出てくる。

「千尋は情熱に身体がついていかないタイプ…
ようは口だけだった」
 わははは。💦

「おら、強くなりてー」おらおら!!おらおら!!ドスドス!ドスドス!!
じゃが、しばらくして気づいた。
「ん、サンドバックたった3Rで終わりか?」
「これ以上やると おら疲れて死んじまうぞ」
 (-_-;)

これって、私のことじゃないか。

2017年は、もうちょっと有言実行しよう。根性出して勝負しに行こう!

そして、もう一冊。登山の本、辞書並みに分厚い本。
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ランを止めてせっせと歩いているのだが、肥満まっしぐらなのは、
どうやら、ウオーキングでは、運動強度が足りないらしい。💦

走るぞ~、登るぞ~、打つぞ~!

伊達公子のお正月特集番組(錦織と大坂も出ていたが)を見た。
彼女は、ひざの手術後、今年は「心」の勝負になると語っていた。
もうランキングではない、自分の心との勝負。
彼女より12歳も年を取っている私も、向き合うべきは「自分は何をするのか」の気持ち。

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by take_velo | 2017-01-02 14:32 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

隣の人は作家だったよ&脳の話

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近くにいる人が作家だった(@_@)
そして、著書をいただいてしまった。
なんと文庫本だよ!
そして、捧腹絶倒。
御曹司からいただいたクリスマスプレゼントが、なんと「文鎮」だったなんて、
いや、世界で一番もらって困るのが、「重くて値段高そうで役に立たないもん」だろう。
その意外な発想と、高い文章力に、すごい~、と唸ってしまいました。

もう一冊の本は、
鈴木大介、『脳が壊れた』。
水商売シングルマザー女性たちのレポが印象的だった本『最貧困女子』の作家が、脳こうそくになった。
脳こうそく後の後遺症がどんなものかが、本人の視点から描かれる。おもしろい。
日本の理学療法士たちがいかに優秀か、
そして、社会にうまくなじめない人たち(多くが子供時代にネグレクトや虐待などを受けている)と脳の障害の症状の間にいかに共通点があるか、興味深い問題提起である。
乳幼児期に適切な刺激を与えられなかった脳は、未発達な段階にとどまる可能性がある。
だが、適切なリハビリ処置が受けられれば、回復するだろう。
だって、脳こうそくになった老人たちも、リハビリ療法士たちのおかげで脳機能は回復するのである。ましてや、若い可塑性のある脳である。将来のある若者たちである。ネグレクトや虐待は本人の責任ではない。
老人のケアにかけるお金を少しでも子供にかけることはできないものか。

そして、もうひとつ面白い指摘がある。
「いじめ」は、もちろんいじめる側が100%悪い。
でも、いじめられる側の共通点として、脳の発達のアンバランスがあるのではないか。

ここから先は、著者ではなく私の考えであるが、
何か一つ「秀でたもの」があれば当然、それ以外の能力との間にアンバランスが生じる。
大人は、その「秀でたもの」を切り落とすのではなく、
秀でたものに比べて未発達な部分を少し手伝ってあげればいいのではないか。
数学的処理の発達した子供が運動能力に問題があるのなら、
「走り方」とか「ボールの投げ方」を、理論的に説明して練習してあげたらいい。
天才的アスリートになるのは無理だろうが、適切な介入があれば、すべての能力はある程度までは誰でも到達可能である。

最後に、ボーダー的な障害が残った場合、
周囲の理解が得られなくてつらい思いをし、
自暴自棄になったり、
周囲に助けを求められなくなったりする。
そんな時は、「大丈夫?何かできることはない?」と尋ねるのではなく、
少々「おせっかい」になって、相手が必要としていることを「くんで」、動いてしまおう、と書いてある。

「発達障害」の奥さまの言動が、とてもすばらしい。
その素敵な世界を共有できる著者もまたすばらしい。

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by take_velo | 2016-12-23 09:07 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

しないことを決める

中野信子、『世界で通用する人がいつもやっていること』を読んだ。
(ちなみに、著者は脳神経医学専攻でフランスの研究所にいた。
私の夢だ)

空気は読まない。
嫌いな仕事は他人に振る。
適度なストレスを自分に与える。
欠点を悠然と受け止める。
よく寝る。

そして、「しないことを決める」。
(Dr.Xの「私、いたしません」ですね、(笑)
私は、
飲み会には行かない、ランチもディナーも行かない、歳暮中元は送らない、結婚はしない、井戸端会議や噂話はしない、ダイエットはしない。
最初は周りのひんしゅくをかったこともあったけど、そのうちみんなあきれ果てて慣れた。

そして2017年、しないことを決める。
テニススクールには行かない。付き合い社交テニス(ダブルス)はしない。
すこしずつ。

PS 明日死ぬことになったら。
自分は何をしたいか。
脳と外国語学習やスポーツとの関係を研究したいかな。

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by take_velo | 2016-12-17 21:46 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

テニス・ボクシングのことを中心に思うことをつづってます。Pコーチはプライベートコーチの略、SPコーチはシングルスプライベートコーチの略です。長ったらしくなるので。


by タケ
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